「魔法の井戸」について|ミラシェさんとパータコちゃんは戦友以上恋人未満
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ミラシェさんとパータコちゃんが2人でふわふわした内容のお喋りをする話です。
井戸の話の元ネタは、意味が分かると怖いコピペシリーズです。(詳しくは検索してください)
でもこの有名なコピペ、更に元ネタがあるみたいですね。阿刀田高の短編小説なんだそうです。申し訳ないことに、原典を読まずネタだけお借りしている形になってしまいました…ガバガバすぎてすみません…
コピペ文の淡々とした語り口とか、後味が悪いのにどこか哀愁もある読後感とか、短い文章の中に漂う掠れた空気が好きです。
そしてこのコピペの語り手をフジオに、母親役をパータコちゃんに当てはめたら、私の中で不思議としっくり来てしまった。パータコちゃん最後殺されてますけど。
「魔法の井戸」という呼び方は私が勝手に付けました。結局あの井戸は放り投げた死体を母親が処理してただけのシステムだったわけですが、それに「魔法」という言葉を付け加えることで、ホラーめいた井戸の存在を一気に魔法のランプみたいなファンシーな印象へと変えることができたんじゃないかな~と思います。
以下はミラシェさんとパータコちゃん(とフジオ)に関する長ったらしい語りです。
ミラパコちゃんはカップリングじゃなくてコンビ萌えだと散々言っていますが、最後の方で思いっきり前後関係の話もしてるのでご注意ください。
これまでにいくつかこの2人に関する話を書いてきました。
上記の文章も、今回書いた話も、語り方が少し違うだけで、語ろうとしているテーマは全部同じなんですよね…
そのテーマとは何かというと、「フジオに恋してる2人が、まるで恋人同士のような気安さで仲良くやってる同性の友人関係最高」というやつです。
そもそも何故私がミラシェさんとパータコちゃんのコンビ(カップリングではない)(ミラパコちゃんという呼び名は私の中ではあくまでもコンビ名です)にときめいているかという所から話さなければなりません。
この2人の絡みと言えば、ヘルオンアース編におけるホウリュウ・テンプルでの共闘がありますね。私はこのホウリュウ・テンプル戦のダニン一派(ヘグさん、バンシー&ミラーシェード、パープルタコ)の皆さんが好きすぎて仕方ないんだ…
ヘグさんとパガさんの周りを巻き込みまくる夫婦漫才(※私の目にはあの戦いがこう見えている)、アンコクトンに捕まったミラシェさんを助けるために躊躇いなく自分の命を捨てたバンシー、バンシーの覚悟を受けて迷いなく逃げの一手を選ぶミラシェさんとパータコちゃん…ホウリュウ・テンプルで繰り広げられるイクサのなんとドラマチックなことか!!
ミラシェさんとパータコちゃんは、ヘグさんと共にあの場で「生き残ってしまった」人たちなんですよね。死ぬ覚悟はとっくにできていたはずだったのに、しぶとく生き残ってしまった。戦友の命と引き換えに。
2部終了後、重傷のヘグさんが復帰するまでの間、ミラシェさんとパータコちゃんは2人きりで混迷のキョート城を生き抜きました。
でもその詳細は不明で、僅かに断片が語られるのみです。
ロードと共にダークニンジャが消滅し、キョジツテンカンホーの支配が失われたのち、城内は危険なニンジャ内乱状態に陥った。互いに相食むジゴク・ケオスを制したのはグランドマスター・ニーズヘグとミラーシェード、パープルタコ、即ち、ダークニンジャ派の者らを中心とする一団であった。27
— Ninja Slayer (@NJSLYR) 2013, 2月 20
グランドマスター・ニーズヘグは実際生死の淵にあった。パープルタコとミラーシェードにとって、ともすればここからが最大の苦闘、試練の時であった。しかしザイバツニンジャの中でも目立った強者はニンジャスレイヤーによってあらかた殺害されており、皮肉にもこれが重大な生存要因となった。 29
— Ninja Slayer (@NJSLYR) 2013, 2月 20
↑これはヤングチーム編での記述。「最大の苦闘、試練の時」をふたりぼっちで過ごしたんですね…(震)
0110イクサは熾烈を極めた。当初のイクサはゲリラ戦に近い。ミラーシェードとパープルタコは暗がりから敵を襲い、殺めていった。幸いなことに、ニーズヘグの回復は驚くほど早かった。あるじが……ダークニンジャがイクサに加わったのは、最初の絶望的なイクサにおいてだった。 56
— Ninja Slayer (@NJSLYR) 2015, 1月 25
↑クルエルナイトにおけるミラシェさん回想。この一連の回想破壊力半端なさすぎてアカン
暗がりから敵を襲ってぶっころすとかミラシェさんの「暗黒の存在」(@書籍名鑑)時代が想起されることですね!?
闇討ち暗殺お手の物だったんですかミラシェさん…昔とった杵柄ってやつですか…
あと地味に「あるじが……ダークニンジャが」って言い直されてるとこクッッッソ萌える
ぶっちゃけ私はこのあたりの記述だけで3部ミラパコちゃん萌えを繋いでいるといっても過言ではない…
かたや苦労人感が漂う器用貧乏カラテバカ、かたや淋しがり屋のピュアビッチ。
性格も価値観も生い立ちも全く異なるであろう2人。
普通に生きてたらキョート城ですれ違うことすらなかったかもしれない2人。
そんな彼等がめぐりめぐって、何故か2人でどうにかこの局面を乗り越えなくてはならない状況になった。
もはやこれは運命ですよ。ミラパコちゃんが出会えたのは運命!!!(「運命」という単語にあるじが露骨に嫌そうな顔をしたのはスルーするものとします)
2人で……たった2人の軍勢で……生きてるのかどうかもよく分からないフジオのこと待ってたわけじゃん……きっとあの人は帰ってくるはずだと信じて、少しずつ味方を集めてたわけじゃん……その間に心折れそうになったことは二度三度じゃないだろうに……
それでもヘグさん復帰まで持ちこたえられたのは、彼等が1人じゃなくて2人だったからだと思うんですよね。互いに肩を支え合ってここまで来たんですよ…!
本編では3ミリくらいしか語られてないけど、その行間を妄想力で補うのが私です。
まあとにかく、そんな苦難を乗り越えてきたミラシェさんとパータコちゃんには「戦友以上恋人未満」でいてほしいわけですよ!!!
何度でも言うけどカップリングではないのだ!
だって2人とも恋する相手はフジオだから!!!!
やっと最初の論点に戻ってきました。
私の中の大前提として、パータコちゃんはフジオのこと一心に思い続けてるし(これはおおむね公式)、ミラシェさんもあるじに片想いしてる(これは妄想)んですよ。ミラシェ→あるじに関しては腐女子としての私の趣味です。どうしてこのホモカプに萌えてるのかという理由はちゃんとありますが、語ると長くなるので別の機会にさせてください。
現在の2人にとって(存命中の人に限り)一番大事な人はフジオです。そこは揺らがない。
でも、それとは別にして、お互いのこともとっても大事なんですよ。
同僚として、戦友として、共犯者として、友人として。
ミラパコちゃんは「最高の、同性の友人」であってほしいわけです。
……まあそんなこと言ってるのと同じ口で「ミラパコちゃん絶対1度は体の関係もってるよね」とか言ってのけてしまいますけど!
淋しがり屋のピュアビッチなパータコちゃんのことですから、前述のキョート城ふたりぼっち期間に1度はミラシェさんのことファックしてるんじゃないかと思う。推測というよりもはや確信。
でも2人は気が合うけど体の相性はそうでもないと良い。パータコちゃんに「なんかちがうのよねえ……」って小首かしげてほしい。
別にパータコちゃんのこと好きでもなかったのに強制前後させられた上、相手の口から出た感想がそれですからミラシェさん不憫すぎる。
でもミラシェさんはミラシェさんで、最中にやっぱり「何か違う……」と思ってればいい。事後に感想述べ合う時になって、お互い「なんか違う」と思いながら前後してたという事実が明るみになり、「あたしだけじゃなかったのね」って膝を打ってほしいし、
「やっぱりあたしたち、前後しないでいる方がタノシイみたいね」
「それを友人関係と言うのではないだろうか」
「ユウジン?」
「……友達、という意味だ」
「トモダチ!あたしたちトモダチね!」
とかいうやり取りをして仲良くなってほしい……
ちょっと萌えがこじれすぎてる自覚はありますが、これが私の性癖です。どうにもならない。
暇があったらこの妄想も小説にしたいところですが、すさまじく読む人を選ぶ内容だなと思う。私しか得しない!
ここまで読んでくださってありがとうございました。