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映画「天気の子」の感想を語ったまとめ

天気の子

天気の子

もう冬ですけど!?夏に観た映画「天気の子」について、ラジオトークで語った感想をまだまとめていなかったのでまとめました。
第一印象としては

「めちゃくちゃエロゲ文脈~~~!!」
「監督の性癖が限りなく薄められてる~~~!!!」

でした。だいぶひどいな!?
ネタバレありの感想になります。続きからどうぞ!



その①
・今回は、ゲーム「天気の子」における、正ヒロイン・陽菜ちゃんのトゥルーエンドを切り取ったような映画だったな~という話について。
陽菜ちゃんも助けて東京も助ける!というグッドエンドではなく、陽菜ちゃんは助けられたけど東京は水没したよ、っていうトゥルーエンド。
・子供vs大人の対立構造についての話。


その②
・陽菜ちゃんが実は15歳だったというネタについて。
・このクソみてえな社会をぶち壊す象徴としての拳銃について。
・「世界か君か」の二項対立について。ちなみに私は「世界か君か」を問われて「テメーが死ね!!!!!」ってブチ切れる強火の推しが好きです。


その③
・帆高くんはある意味「無敵の人」であるという話。世界の誰ともつながることができなくて、頼りになる人もいなくて、失うものも何もない。そんな帆高くんにとってのたった一つの世界とのつながりが陽菜ちゃんという存在だったのではないか。

・帆高くんは「世界なんかいらない」と、世界よりも陽菜ちゃんを救うルートを選んだわけだけど、そうすることによって逆説的に世界と再びつながることができたんじゃないかと思います。
・「陽菜ちゃんのいない晴れの世界」では、きっと帆高くんは生きることはできなかった。だから、「陽菜ちゃんのいる雨の世界」を選んだ。
・帆高くんは、現実のあの世界を変えたのではなく、帆高くん自身の内面世界を書き換えて、「世界」を再定義した…みたいな…

・前作『君の名は。』であんなに売れたにも関わらず、そこで日和らずに「俺は俺の描きたいものを描く!」と『天気の子』のあのエンドにした監督はすげーな…って話。
「世界か君か」の二者択一で迷わず「君」を選ぶ!!!という青臭いテーマに真正面から向き合えるメンタルよ…